今日は、余裕があるので、もう一つ記事を書いて寝ようと思います。船乗りになろうと思って起きたことで、面白かったことの一つは第8豊清丸事件です。 大学4年生の12月ごろに伊野水産と連絡を取り、第8豊清丸への乗船手続きが進んでいました。 清水港にて、荷揚げと船内の見学もしました。
しかし、出港時期が3月のはじめと分かり、乗船を決意すれば、大学生として、卒業式に出席することができなくなると分かりました。さらに、伊野水産から12月20日ごろ、「数日以内に乗船意思を確定させてください。」と連絡が来ました。
そこで、私は教員免許を取れるかどうかという単位が出ていなかったのもあり、乗船を辞退することにしました。
それだけで終われば、普通の話なんですが、凄いことが起きました。
卒業式が近づいてきた大学4年生の3月、第8豊清丸が太平洋で漂流していた。というニュースを目にしたのです。
マグロ漁船史上でも珍しい完全ブラックアウト事件です。発電機が主機も補機も故障したようです。もし、私がこの船に乗っていれば、私は太平洋で電気が止まり漂流するという怖い思いをしていたのだろうと思いました。
さらに、この船の呪いは止まらず、漂流していた船を連れて帰ってきた海上保安庁の牽引船「ざおう」が、油補給中に流出事件を起こし、養殖業などを中心に6億円の損害を出しました。
伊野水産での仕事がなくなった時は、卒業後の進路がなくなったかのように思い、辛いと思いましたが、ニュースを見てから考えが変わり、塞翁が馬だと思いました。
また、何かが出来なかったとき、別の危険を避けることが出来たのだろう。と思えるようになりました。そして、私が船乗りになろうと思うだけで、こんなにも世界が動くなんて面白いなぁと思いました。
Last modified on 2026-10-04