今日は朝風呂掃除をして、当直業務を終わらして、朝飯の後休んでたら、4つのことを言われました。まず、出港日の朝飯の後は、自転車を取り込む仕事があること。風呂掃除でマンホール近くの水は乾かないからふきんでふくこと。 風呂掃除を終えたら、電気を消すこと。部屋の前の靴は整列させること。 一気に言われると、混乱したり不安な気持ちが生まれました。ただ、この日記で振り返ってみると、普通のことで、焦るような事じゃないですね。 出船の作業は、鳥よけのヒモを張ったり、歩みをしまったりしました。ロープワークがよくわかりませんでした。 体がかなり鈍っていて、全然動けないな。と思いました。
船内の燃料油系統について教わりました。まず、サービスタンク(重力タンク)というタンクが機関室の上の方にあります。エンジンの燃料油はそこから使用されます。 そして、航海中は清浄機の力を使って、清浄機タンク・サービスタンク・清浄機に油を循環させます。サービスタンクからのオーバーフローも清浄機タンクに送られます。 清浄機タンクの油量が少なくなれば、清浄機に送る系統を清浄機タンクからヘッダーに切り替えます。ヘッダーは油が積んである貯蔵タンクをまとめたものです。 すると、清浄機の油面が上がります。 一応、ドレンタンクやスラッジタンクもありますが、重要度は低いです。
つぎに、お風呂の炊き方を教わりました。沖に出る場合は、海水を補機のカロリーファイヤーで温海水にします。45度程度で垂れ流しにして、冷海水で調整してお風呂にします。 蛇口を既定の開き具合にして、海水のバルブを既定の位置まで開いて、流量を固定する。そして、カロリーファイヤーのバルブをあけて、ポンプのスイッチつけてポンプのバルブ開けて、ヒーターのバルブを調整して温度を変えます。 くわえて、蛇口からは最初汚れた水が出るので、蛇口を全開にしたりして、流します。 たかだか、お風呂を炊くだけなのに、沢山の行程があって大変でした。ちなみに、カロリーファイヤーの温水を出し過ぎると、逆に補機の冷却水の温度が下がり過ぎてよくないらしいです。 ただ、入ってみると近海船の時より温度がちょうどいい感じで気持ちよかったです。特有の磯臭さがあって、漁船を思い出しました。
今日の昼はミートソース、夜はハンバーグでした。前回も初日昼は、ナポリタンだったので、洋食固定なのかもしれません。
仕事が終わって、部屋で休んでから、19時30頃に外に出たら、月が低い位置に大きく見えて、オレンジ色に光っていました。月の方向にある水面は光っているのですが、甲板の足元は船体の陰になっていて何も見えません。 揺れながら光る水面と漆黒に包まれた足元、煙突から出る大きな音、久しぶりに強い恐怖を覚えました。 そして、月が見えない方向の舷に目を移すと、1面の星空が見えました。低い空にもパノラマで星が数百個見えました。遠い場所に来たんだな。と思いました。
船に乗ってから、さきのことは、あまり考えすぎたらいけないなと思っています。そういう時は、海の恐怖で洗い流すといいかもしれないですね。 ただ、少しは考えたことをまとめたいと思います。 この船でやり切りたいことについて考えました。
- 乗船履歴を貯め船乗りとしての基礎を養う。
- この日記活動をやりきる。
- 絵を書く技術を身に着ける。
- 作家活動をして、納得いく本を絶対出す。 ここまでが、必須だと思っている事です。さらに言うと、やり切った先のことを考えると、
- 海技士に限らず、勉強を出来るだけしておく。 が生まれてきます。この5つが当面の目標かなぁと思います。。。それ以降の話は、もう少し履歴が貯まってから考えます。 それぞれの理由も書いておきますね。
- 純粋にキャリアアップしたいから。
- 作家活動が出来ないからと近海船を降りてきたので、徹底的にやりきりたいから。
- 近海船で、今の瞬間をとっさに絵に残せたら。と思うような美しい場面が非常にたくさんあったから。
- 人生の目標に、25歳までに納得いく作品を残すと決めていたから。
- もしかしたら、今ほど時間的に余裕のある職に就けないかもしれないから。
今日は早めに寝ます。
Last modified on 2026-10-15